HiKOKIバッテリー両端点滅の意味は?復旧方法と交換判断
こんにちは、工具ラボ所長のケンです。
HiKOKI(ハイコーキ)のバッテリーを使おうとしたら、残量表示の両端だけがチカチカ点滅する。しかも、工具が動かない、充電も始まらないとなれば、故障したのか気になりますよね。
特にマルチボルトバッテリーは安い買い物ではありません。できれば買い替えずに直したいところでしょう。
ただし、HiKOKIのバッテリーで両端のランプが点滅している場合、単なる充電不足とは異なる可能性があります。メーカーの取扱説明書では、該当する表示を「故障のため出力停止」と案内しています。
一方、Bluetooth対応モデルでは、公式アプリを利用した内部プログラムの更新によって、状態が改善する可能性もあります。もちろん、すべての故障を解消できるわけではありません。
この記事では、両端点滅の意味から、安全に確認できる対処法、アプリによる復旧の可能性、保証や買い替えの判断まで解説します。
- HiKOKIバッテリーの両端点滅が示す意味
- 充電不足や高温による点滅との見分け方
- Bluetooth対応モデルの復旧方法と注意点
- メーカー保証や純正バッテリーへの交換判断
HiKOKIバッテリー両端点滅の意味
HiKOKIのマルチボルトバッテリーには、電池の状態を知らせる残量表示ランプがあります。
普段は残量を確認するためのものですが、異常が検出された際にも点滅によって状態を知らせます。両端点滅を見かけたら、まずは通常の残量表示との違いを確認しましょう。
両端のランプが点滅する原因
HiKOKIのマルチボルトバッテリーで、4つある残量表示ランプのうち、一番左と一番右が同時に点滅する場合があります。
この表示について、メーカーの取扱説明書では「故障のため出力停止」と記載されています。
つまり、バッテリーが正常に電力を供給できない状態と考えられます。通常の充電不足とは違うため、残量がなくなったと判断して何度も充電するのは避けたいところです。
両端点滅で確認したいこと
残量表示の一番左と一番右が同時に点滅している場合は、故障による出力停止の表示に該当する可能性があります。
まず使用を中止し、バッテリーの型番と取扱説明書を確認してください。故障の疑いがある場合は、販売店に相談するのが基本です。
ただし、ランプが両端点滅しているからといって、必ず電池内部の部品が物理的に壊れているとまでは断定できません。
バッテリー内部には、安全のために電力の供給を停止する保護機能があります。その動作と関連して、出力停止状態になる可能性も考えられます。
一方、電池セルの劣化や内部回路の故障、落下などによる損傷が発生している可能性も否定できません。
ここで重要なのは、両端点滅という表示だけでは、故障した部品や具体的な原因まで特定できないことです。
取扱説明書の表示に当てはまる場合は、メーカーが指定する対処方法を優先してください。
(出典:HiKOKI公式「BSL36A18B・BSL36B18B取扱説明書」)
充電不足や高温の点滅との違い
バッテリーが使えないとき、すぐに故障を疑いたくなりますが、ランプの光り方によって意味が異なります。
HiKOKIのマルチボルトバッテリーでは、通常の残量表示に加えて、残量ゼロや高温による出力停止、故障による出力停止を知らせる表示があります。
代表的な表示を比較してみましょう。
| ランプの表示 | 主な意味 | 対処の方向性 |
|---|---|---|
| 左端の1個が点滅 | 電池残量0% | 指定の充電器で充電する |
| 4個すべてが点滅 | 高温による出力停止 | 工具から外して十分に冷ます |
| 一番左と一番右が点滅 | 故障による出力停止 | 使用を中止して販売店に相談する |
| 1~4個が点灯 | 通常の電池残量表示 | 残量を確認して使用する |
例えば、長時間の連続作業後にランプが4個とも点滅している場合は、高温保護が働いている可能性があります。
この場合、バッテリーを工具本体から取り外し、十分に冷ますことが取扱説明書で案内されています。
一方、両端だけが点滅する表示については、冷却だけで復旧すると考えるのは適切ではありません。
また、バッテリー本体の残量表示と、充電器の充電ランプは別のものです。
充電器側の赤い点滅だけを見て、バッテリーが両端点滅していると勘違いしないようにしましょう。充電器の表示内容は機種によって異なります。
確認するのはランプの位置と数
「点滅している」という情報だけでは、原因を十分に判断できません。
残量表示ボタンを押したときに何個のランプが点滅するのか、充電器のランプなのかを区別して確認することが大切です。
マルチボルト電池の保護機能
HiKOKIのマルチボルトバッテリーは、対応する工具に合わせて18Vと36Vを自動で切り替えられる蓄電池です。
例えば、BSL36A18系では36V時に2.5Ah、18V時に5.0Ahという仕様になっています。
コードレス工具を使ううえで便利な仕組みですが、バッテリー内部には電池や工具を保護するための制御機能も備わっています。
電池に大きな負荷がかかった場合や、異常が検出された場合などには、安全のために電力供給が停止することがあります。
とはいえ、両端点滅が発生した際に、どの保護機能が作動したのかをランプだけで特定することはできません。
一般的に、リチウムイオン電池の不具合を考える際には、次のような要因が確認対象になります。
- 長時間使用による電池や内部部品の劣化
- 落下や衝撃による外装・端子・内部部品の損傷
- 水分や金属粉などによる電気的な異常
- 電池を長期間放置したことによる状態の悪化
- 保護回路や制御系統の異常
ただし、これらは考えられる確認対象であり、両端点滅から個別の原因を断定できるものではありません。
また、長期間使っていないバッテリーだからといって、必ず寿命を迎えているわけでもないんです。
購入して間もない製品でも、不具合が発生する可能性はあります。逆に、使用年数が長くても、原因によってはバッテリー以外の部分に問題があることも考えられます。
そのため、使用年数だけで買い替えを決めず、表示・外観・保証状況を確認することが大切です。
充電できないときの確認事項
両端点滅と同時に、充電器に挿しても充電が始まらないことがあります。
このとき、バッテリーだけでなく、充電器の状態も確認しておきましょう。
ただし、故障表示が出ているバッテリーを何度も抜き差ししたり、長時間充電器に接続したまま放置したりするのは避けてください。
充電器のランプを確認する
例えば、HiKOKIの急速充電器UC18YDL2では、充電中や完了、高温待機などをランプの色と点滅で知らせます。
通常の充電中は青色の点灯、満充電時は緑色の点灯です。高温待機では赤色の点滅、充電できない状態では赤色の速い点滅などが使われます。
ただし、こうした表示は充電器の機種によって異なるため、すべてのHiKOKI充電器に共通するとは限りません。
あなたが使用している充電器の型番を確認し、該当する取扱説明書と照らし合わせてください。
端子の汚れや異物を確認する
充電器やバッテリーの接続部分に、木くずや金属粉などの異物が付着していることもあります。
点検するときは、充電器の電源プラグをコンセントから抜き、バッテリーを取り外した状態にしてください。
目視で確認できる異物がある場合は、取扱説明書に従って取り除きます。
端子の取り扱いには注意してください
金属製の工具を端子部分に差し込んだり、導電性のある物で端子同士を接触させたりしないでください。
ショートによる発熱や発火の危険があります。液漏れ、異臭、変形、異常な発熱がある場合は、点検を続けずに使用を中止してください。
別の正常な純正バッテリーと充電器を持っている場合は、取扱説明書に従った通常の使用範囲で、それぞれの状態を確認できることもあります。
ただし、異常が認められるバッテリーを使って無理に動作確認する必要はありません。
判断が難しい場合は、バッテリーと充電器をセットで販売店に持ち込み、点検を相談しましょう。
両端点滅で避けたい危険な復旧方法
ネット上では、使えなくなったバッテリーの復旧方法として、さまざまな情報が紹介されています。
しかし、リチウムイオン電池は取り扱いを誤ると発熱や発火につながることがあります。
特に、次のような方法は試さないでください。
自己判断で行わないこと
- バッテリーケースを開けて内部部品を交換する
- 端子を短絡させて保護機能を解除しようとする
- 別の電源から電池へ直接電圧を加える
- 指定外の充電器や改造した配線を使用する
- 異常な発熱や変形がある状態で充電を続ける
一時的に動くようになったとしても、安全性が回復したとは限りません。
HiKOKIの取扱説明書でも、蓄電池の分解・改造を禁止しています。正常に作動しなくなった場合は、自分で修理せず販売店へ相談するよう案内されています。
特に業務で使うバッテリーは、復旧直後に動いたというだけで使用を再開しないことが重要です。
作業中に突然停止する可能性が残っていれば、工具の種類や作業場所によっては事故にもつながります。

◆ケンのワンポイントアドバイス
バッテリーが動かなくなると、何とか直したくなりますよね。ただ、電池内部に手を加えるのは避けてください。確認できる範囲を見極めて、故障が疑われる場合は販売店に相談する。これが安全面でも大切な判断です。
HiKOKIバッテリー両端点滅の対処法
両端点滅が発生した場合、まずは使用を中止してバッテリーの状態を確認します。
Bluetooth対応モデルであれば、公式アプリを利用した内部プログラム更新という選択肢もあります。ただし、メーカーの取扱説明書では故障表示について販売店への相談を案内しているため、復旧操作を無理に進める必要はありません。
ここからは、安全に確認できる範囲と、保証・交換を考える際のポイントを見ていきましょう。
最初に行う安全確認と対処手順
両端点滅を見つけたら、落ち着いてバッテリーと工具の使用を中止してください。
工具が動かないからといって、スイッチを何度も引き続ける必要はありません。
基本的には、次の順番で状態を確認します。
両端点滅が出た場合の確認順序
- 工具のスイッチを放して使用を中止する
- 異常な熱さや変形がないか確認する
- 安全な状態でバッテリーを取り外す
- 本体の型番と残量表示の光り方を確認する
- 取扱説明書の表示と照らし合わせる
- 故障表示に該当する場合は販売店へ相談する
発熱や異臭、液漏れなどがある場合は、通常の点検手順を進めず、周囲の安全を確保してください。
取り外したバッテリーは、可燃物の近くや直射日光の当たる場所に放置しないことも大切です。
外観に異常が見当たらない場合でも、両端点滅が続いているなら、正常に使用できる状態とは判断しないでください。
なお、4個すべてが点滅している場合は、高温による出力停止の表示に該当する可能性があります。その場合は、取扱説明書に従って十分に冷まします。
一方、両端点滅が続いている場合は、冷却だけで改善するとは限りません。故障の可能性を前提に、販売店への相談を検討しましょう。
また、購入直後に発生した不具合であれば、販売店に連絡する前に分解や改造をしないことが重要です。
保証対象になる可能性があるため、購入履歴や保証書を確認できる状態にしておきましょう。
Bluetooth対応電池の復旧方法
HiKOKIのマルチボルトバッテリーには、Bluetooth機能を備えたモデルがあります。
代表的なのは、BSL36A18BやBSL36B18B、BSL36A18BX、BSL36B18BXなどです。
これらは、対応するスマートフォンアプリ「HiKOKI TOOLS」と接続できる製品です。
公式アプリには、Bluetooth蓄電池の内部プログラムを更新する機能が用意されています。
そのため、制御上の問題が関係している場合には、アプリによる更新で状態が改善する可能性があります。
ただし、内部プログラムの更新は、物理的な故障や電池セルの劣化を修理する機能ではありません。
また、両端点滅を確実に解除できるとメーカーが保証しているわけでもないため、復旧できなければ販売店へ相談してください。
HiKOKI TOOLSで確認する手順
Bluetooth対応モデルで、外観や発熱などに異常がなく、メーカーの案内に従って操作できる場合は、次の流れを確認します。
- スマートフォンにHiKOKI TOOLSをインストールする
- アプリを最新の状態に更新する
- スマートフォンのBluetoothを有効にする
- アプリを起動して蓄電池の登録画面を開く
- 蓄電池のボタンを長押しして接続待機状態にする
- 画面に表示された対応蓄電池を選択する
- 接続後、内部プログラムの更新項目が利用できるか確認する
アプリの画面や操作方法は、バージョンによって変更される場合があります。
更新項目が表示された場合は、アプリ内の案内に従ってください。操作中に通信が切れた場合や、エラーが表示された場合は、自己判断で何度も繰り返さず、メーカーへ相談しましょう。
(出典:HiKOKI公式「HiKOKI TOOLS Q&A」)
アプリに接続できない場合
バッテリーがアプリに表示されないときは、対応モデルかどうかを確認してください。
Bluetooth非対応のバッテリーでは、HiKOKI TOOLSによる接続や内部プログラム更新は利用できません。
対応モデルなのに接続できない場合は、アプリが最新か、Bluetoothが有効になっているかなどを確認します。
ただし、バッテリー自体の不具合によって通信できない可能性も考えられます。
アプリに接続できないからといって、無理に分解したり、電池に外部から電力を加えたりしないでください。
アプリ操作と故障修理は別のもの
HiKOKI TOOLSで内部プログラムを更新できる場合がありますが、故障の原因によっては復旧しません。
安全性に不安がある場合や、メーカーの案内と異なる状態になった場合は、販売店またはメーカーのサポートへ相談してください。
Bluetooth非対応モデルの対処法
手元のバッテリーがBluetooth非対応だった場合、アプリを利用した内部プログラム更新はできません。
BSL36A18やBSL36B18、BSL36A18X、BSL36B18Xなどは、Bluetooth機能を搭載していないモデルです。
型番がよく似ているため、購入時や交換時に間違えないようにしたいですね。
特に、Bluetooth対応のモデルが存在することを知っていると、すべてのマルチボルトバッテリーでアプリによる復旧ができると思ってしまうかもしれません。
しかし、実際には製品ごとに機能が異なります。
| 代表的な型番 | Bluetooth | アプリ接続 |
|---|---|---|
| BSL36A18 | 非搭載 | 不可 |
| BSL36B18 | 非搭載 | 不可 |
| BSL36A18B | 搭載 | 対応 |
| BSL36B18B | 搭載 | 対応 |
| BSL36A18X | 非搭載 | 不可 |
| BSL36B18X | 非搭載 | 不可 |
| BSL36A18BX | 搭載 | 対応 |
| BSL36B18BX | 搭載 | 対応 |
Bluetooth非対応モデルで両端点滅が続いている場合は、メーカーの取扱説明書に従って販売店へ相談してください。
一方、Bluetooth対応モデルでも、アプリ操作による改善を前提にして使い続けるのは避けたいところです。
いずれのモデルも、故障表示が続く場合は点検や交換が必要になる可能性があります。
なお、HiKOKIには上記以外にもさまざまな蓄電池があります。新しい製品や異なる電圧のバッテリーについては、型番ごとに対応機能を確認してください。
メーカー保証と交換の相談方法
両端点滅が解消しない場合、まず確認したいのがメーカー保証です。
HiKOKIでは、対象となる蓄電池について、購入日から2年間または規定の充電回数までの保証が案内されています。
ただし、すべてのバッテリーに同じ保証条件が適用されるわけではありません。対象製品や購入時期、保証書の内容を確認する必要があります。
また、保証期間内であれば、どのような故障でも無条件に交換されるという意味ではない点にも注意してください。
取扱説明書に従った正常な使用状態で発生した不具合かどうかなど、保証条件に基づいて判断されます。
販売店へ相談する前の準備
相談する際は、次の情報を確認しておくと状況を伝えやすくなります。
- バッテリーの型番と製造番号
- 購入日と購入した店舗
- 保証書や購入履歴の有無
- 両端点滅が発生したときの使用状況
- 使用していた工具と充電器の型番
- 落下や水濡れなどの心当たり
例えば、「BSL36A18BXを使用中に停止し、残量表示の両端だけが点滅している」と伝えれば、症状を把握してもらいやすくなります。
購入時のレシートが手元になくても、通販サイトの購入履歴などで確認できる場合があります。
ただし、購入履歴が保証書の代わりとして認められるかは、販売店やメーカーの案内に従ってください。
保証期間を過ぎている場合も、すぐに新しいバッテリーを購入する必要があるとは限りません。
販売店での点検や交換の可否を確認したうえで、費用と使用状況を比較して判断するとよいでしょう。


インパクトドライバーやバッテリー、充電器などの状態を確認している様子
修理費用を確認する際の注意点
バッテリーが故障した場合、内部の部品交換で直せるのか、製品ごとの交換になるのかは、メーカー側の判断によります。
そのため、一般的な修理費用を一律に提示することはできません。
保証の適用可否、点検にかかる費用、交換の条件などについて、販売店へ事前に確認してください。
特に、使用年数が長く、満充電しても稼働時間が極端に短くなっていた場合は、電池の寿命も考慮する必要があります。
修理や交換について確認したうえで、新品購入との費用差を比較することが大切です。
純正バッテリーへ交換する判断基準
メーカー保証の対象外だった場合や、故障によって使用できなくなった場合は、新しいバッテリーへの交換を検討します。
ただし、マルチボルトバッテリーには複数の容量や機能があるため、単純に価格だけで決めるのは避けたいところです。
現在使っている工具との適合性を確認したうえで、容量や重量、Bluetooth機能の必要性を比較しましょう。
代表的な純正モデルの違い
HiKOKIの純正マルチボルトバッテリーには、36V時2.5Ahのモデルと、36V時4.0Ahのモデルなどがあります。
代表的な製品を比較すると、次のようになります。
| 型番 | 36V時の容量 | 18V時の容量 | Bluetooth |
|---|---|---|---|
| BSL36A18X | 2.5Ah | 5.0Ah | なし |
| BSL36A18BX | 2.5Ah | 5.0Ah | あり |
| BSL36B18X | 4.0Ah | 8.0Ah | なし |
| BSL36B18BX | 4.0Ah | 8.0Ah | あり |
例えば、現在のバッテリーと近い容量で交換したい場合は、HiKOKI純正マルチボルト蓄電池 BSL36A18Xが比較対象になります。
Bluetooth機能を引き続き使いたい場合は、HiKOKI純正マルチボルト蓄電池 BSL36A18BXも確認するとよいでしょう。
一方、連続作業が多く、容量を重視したい場合は、BSL36B18XやBSL36B18BXといったモデルも選択肢になります。
ただし、大容量モデルは重量も増えるため、工具の取り回しを含めて検討することが重要です。
また、HiKOKIの18V・36V製品であっても、すべてのバッテリーが無条件に使用できるわけではありません。
購入前には、必ず工具本体と充電器の対応機種を確認してください。
非純正バッテリーの注意点
交換費用を抑えたいと考えたとき、通販サイトなどで非純正バッテリーを見かけることもあります。
しかし、価格が安いという理由だけで選ぶのは避けたいところです。
非純正バッテリーの中には、安全性が十分に確認されていない製品もあり、発熱や発火につながる可能性が指摘されています。
特に、工具の使用中だけでなく、充電中や保管中の安全性も重要です。
バッテリー購入時の注意
純正品に似た外観でも、内部の保護機能や品質まで同等とは限りません。
購入時はメーカー指定品との適合性を確認し、販売元や保証条件も確認してください。安全性を重視するなら、メーカー指定の純正バッテリーを選ぶことが大切です。
なお、現在のバッテリーが両端点滅している場合、先に保証の適用可否を確認しておくと、不要な購入を避けられる可能性があります。
急いで作業を再開したい場合でも、故障したバッテリーを無理に使用するのではなく、正常な予備バッテリーを使うなど、安全を優先しましょう。


電動工具とバッテリー、充電器などを作業台に並べた様子
両端点滅を防ぐ保管と使い方
バッテリーを交換した後は、できるだけ長く安全に使用したいものです。
ただし、正しく使えば両端点滅が絶対に発生しなくなる、というわけではありません。
製品の故障を完全に防ぐことはできませんが、普段の取り扱いによって、電池の劣化や損傷につながる要因を減らすことはできます。
高温や水濡れを避ける
リチウムイオン電池は、保管環境に注意が必要です。
HiKOKIの取扱説明書では、温度が50℃未満で、乾燥した安全な場所に保管するよう案内されています。
例えば、夏場の車内や直射日光が当たる場所は、温度が上がりやすいため注意してください。
また、雨がかかる場所や湿気の多い場所も避けたいところです。
使用中にバッテリーが熱くなった場合は、取扱説明書に従って冷ましてから充電してください。
残量が少ない状態で長期放置しない
HiKOKIの取扱説明書では、リチウムイオン電池を保管する際、半分程度の容量にしておくよう案内されています。
残量が少ない状態で長期間放置すると、使用時間が短くなったり、充電できなくなったりする恐れがあります。
特に、しばらく使わない工具のバッテリーは、保管前に残量を確認しておくとよいでしょう。
ただし、満充電したまま長期間保管することも、電池の劣化を考えるうえでは避けたいところです。
保管する際は、メーカーが指定する条件に合わせてください。
端子の汚れや落下に注意する
作業場では、金属粉や木くずがバッテリーの端子部分に付着する場合があります。
特に金属製の切りくずなど、電気を通す異物が端子間に入り込むと、ショートによる事故につながる恐れがあります。
使用前後には端子周辺を目視で確認し、異物が付着していない状態を保ちましょう。
また、高い位置から落としたり、工具本体に強い衝撃を与えたりしないことも大切です。
収納する際は、バッテリーカバーを使用するなど、端子部分を保護する方法も検討してください。



◆ケンのワンポイントアドバイス
バッテリーを長持ちさせるために、特別なことをする必要はありません。高温を避ける、残量を確認して保管する、端子に異物を入れない。こうした基本的な取り扱いを続けることが大切ですよ。
HiKOKIバッテリー両端点滅のFAQ
Q1. HiKOKIのバッテリーで両端が点滅したら故障ですか?
A. 対応するマルチボルトバッテリーの取扱説明書では、残量表示の両端点滅は「故障のため出力停止」と案内されています。
ただし、ランプの表示だけで故障した部品や原因まで特定することはできません。使用を中止し、型番と表示内容を確認して販売店へ相談してください。
Q2. 両端点滅は充電すると直りますか?
A. 両端点滅は通常の充電不足を示す表示とは異なるため、充電するだけで直るとは限りません。
故障表示に該当する場合は、繰り返し充電するのではなく、メーカーの取扱説明書に従って販売店へ相談してください。
Q3. HiKOKI TOOLSで両端点滅をリセットできますか?
A. Bluetooth対応モデルでは、HiKOKI TOOLSを利用した内部プログラム更新によって、状態が改善する可能性があります。
ただし、すべての不具合を解消できるわけではありません。更新後も両端点滅が続く場合は、使用を中止して販売店に相談してください。Bluetooth非対応モデルではアプリ接続を利用できません。
Q4. バッテリーは保証期間内なら無料交換できますか?
A. 保証対象となる蓄電池には、購入日から2年間または規定の充電回数までの保証が案内されています。
ただし、保証の適用には条件があり、すべての故障が無条件に無料交換となるわけではありません。購入日や保証書を確認し、販売店へ相談してください。
Q5. 故障したバッテリーは一般ごみに捨ててもよいですか?
A. HiKOKIのリチウムイオンバッテリーを一般ごみと一緒に捨てるのは避けてください。
メーカーは、廃棄する際に購入店へ持参してリサイクルに協力するよう案内しています。特に、膨張や液漏れ、異常な発熱がある場合は、通常の回収方法で受け付けてもらえるとは限りません。
回収先に状態を伝え、安全な取り扱い方法を確認してください。
HiKOKIバッテリー両端点滅のまとめ
HiKOKIのマルチボルトバッテリーで両端のランプが点滅している場合、メーカーの取扱説明書では「故障のため出力停止」と案内されています。
通常の充電不足や高温による出力停止とは異なる表示なので、まずはランプの光り方を確認することが重要です。
今回のポイントをまとめます。
- 両端点滅は故障による出力停止を示す場合がある
- ランプの表示だけでは故障原因まで特定できない
- Bluetooth対応モデルでは内部プログラム更新という選択肢もある
- アプリ操作によって必ず復旧するわけではない
- 異常な発熱や変形がある場合は直ちに使用を中止する
- 保証対象かどうか確認してから交換を検討する
- 買い替える際は純正品の型番と互換性を確認する
バッテリーが突然使えなくなると焦りますが、無理に復旧しようとせず、安全に確認できる範囲を守ってください。
特に、購入して間もないバッテリーなら、保証が適用される可能性もあります。
故障が疑われる場合は、正確な情報をHiKOKI公式サイトや取扱説明書で確認し、購入店またはメーカーのサポートへ相談しましょう。
あなたのバッテリーが今どのような状態なのかを確認し、安全に使用を再開できる方法を選んでくださいね。














